インドの格言・ことわざ
インドに伝わる格言やことわざのうち、気に入ったものを集めています(現在17個)。
著名人の言葉(名言)が一般化されて格言やことわざに転化したような場合については、可能な限り原典を付記するようにしています。
いかにもインドだなあ、という感じの格言・ことわざが多いです。
どれほどうねりくねろうと、川は結局海に流れ込む。
鍋が沸騰するのは止められるが、村じゅうの陰口は止められぬ。
バラモン教の僧侶の手と象の鼻は休息を知らない。
神様と母親のことは、いつもうまく言えない。
空腹では味がわからない。
富は、快楽を毒し、気苦労の種となる。
物乞いをする時でも、衣服はいつも整えよ。
借金と傷口と火は長続きするはずがない。
最初の夜番は全員が行い、二晩目はヨガの行者が、三晩目はどろぼうがする。
愛は、通り過ぎ逃げ去る風である。
人は岩を割ることもできるが、常に人の心を感動させるわけにはいかぬ。
塩の値打ちは切らした時に、父親のありがたみは亡くした後でわかる。
疲れ果てた水牛は虎を恐れない。
五年間は王子のように、十年間は奴隷のように、そのあとは友のように、息子を扱え。
窮乏に際しては、お椀(わん)にする頭蓋骨があるだけでも幸せ。
空の甕(かめ)は大きな音を立てる。
〔 中身のない人ほど自分を大きく見せようとする、という意味。〕
夢の意味、秋雲の影響、女の考えと王様の本性は、誰にもわからぬ。
以上