フランスの格言・ことわざ
フランスに伝わる格言やことわざのうち、気に入ったものを集めています(現在17個)。
著名人の言葉(名言)が一般化されて格言やことわざに転化したような場合については、可能な限り原典を付記するようにしています。
最もたちの悪い悪党は、年老いた偽善者の類いである。
【出典】 フロリアン「寓話」
愚かな裁判官は手早い判決。
使ってこそはじめて所有することになる。
【出典】 ラ・フォンテーヌ「寓話」
愛欲は歯痛よりも手に負えない。
生きている間は、わずかでも友人がいるが、死ねば一人もいなくなる。
ドイツは旅行するのに、イタリアは滞在するのに、イギリスは思索するのに、フランスは生活するのに適している。
【出典】 ダランベール「モンテスキュー礼賛」
新しいものはすべて美しく見える。
お人よしは多くの人の負担になる。
愛されたいなら、口を慎みなさい。愛の心を開く鍵、それは「秘密」です。
雌羊(普段おだやかな人のこと)がいらだつと、狼よりも悪い。
不幸を恐れると、不幸の深みへと導かれる。
【出典】 ボワロー「詩法」
高慢な人は損ばかりする。
商人か泥棒か、どちらかにならなければならない。
よいワインに宣伝はいらない。
しゃべってから口に手を当てても遅い。
無邪気な移り気はうんざりするものではない。
冗談で人が知れる。
以上