宮本武蔵 名言集
宮本武蔵 (1584年?-1645年) 江戸時代初期の兵法者。二刀を用いることで有名な二天一流兵法の祖。水墨画家・工芸家としても知られる。(「Wikipedia」より引用)
千日の稽古を鍛(たん)とし、万日の稽古を練(れん)とす。
善悪につき他をねたまず。
はやきはこけるといひて、間にあはず、勿論おそきも悪(あ)しし。
是も上手のする事は緩々と見えて、間の抜けざる所也。
兵法の道におゐて、心の持ちようは、常の心に替わる事なかれ。
常にも、兵法の時にも、少しもかはらずして、心を広く直にして、きつくひつぱらず、少しもたるまず、心のかたよらぬように、心をまん中におきて、心を静かにゆるがせて、其ゆるぎのせつなも、ゆるぎゆまぬように、能々吟味すべし。
「五輪書」
一生の間、欲心を思わず。
世々の道に、背くことなし。
我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
平常の身体のこなし方を戦いのときの身のこなし方とし、
戦いのときの身のこなし方を平常と同じ身のこなし方とすること。
世の中で構えを取るということは
敵がいない時のことである。
「五輪書」
われ事において後悔せず。
世の中に、兵法の道をならひても、実の時の役にはたつまじきと思ふ心あるべし。
其儀に於ては、何時にても、役にたつやうに稽古し、万事に至り、役にたつやうにおしゆる事、是兵法の実の道也。
速いと感じるのは物事が正しい拍子に合っていないので、ずれた分だけ速いとか遅いとか思うのである。
「五輪書」
以上