モンテーニュ 名言集
Michel Eyquem de Montaigne (ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ) (1533 - 1592) 16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者。モラリスト、懐疑論者、人文主義者として知られる。現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著「エセー(随想録)」は、フランスのモラリスト文学の基礎を築いたとも評されており、フランスのみならず、各国に影響を与えた。この書は17世紀のデカルトやパスカルにも多大な影響を与え、後には無神論の書として禁書とされた(1676年)。
運命の女神の愛顧を得ている間に、女神の不興を覚悟しておかねばならぬ。
美徳のうちで最も力強く、高邁で、すばらしいものは勇気である。
王様の魂も、靴直しの魂も、もとの鋳型は同じである。
よくできた頭はよく詰まった頭にまさる。
真の自由とは、すべてのことを己の基準でなしうることである。
La vraie liberte, c'est de pouvoir toute chose sur soi.
我々は、現在の知識によってのみ物識りであるにすぎない。
いつかできることはすべて、今日でもできる。
異性を弁護するより、非難するほうが容易である。
Il est plus aise d'accuser un sexe que d'excuser l'autre.
人ひとりを殺すに値する思想などはない。
Il n'y a pas une idee qui vaille qu'on tue un homme.
栄光は無価値なにせ金である。
驚異は全哲学の、探求は進歩の、無視は終わりのはじまりである。
L'admiration est fondement de toute philosophie, l'inquisition le progres, l'ignorance le bout.
自分の考えに興奮して固執する時、その人のばかさ加減が一番よくわかる。
以上