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ヘレン・ケラー 名言集

ヘレン・アダムス・ケラー 〔Helen Adams Keller〕 (1880 - 1968) アメリカ・アラバマ州のタスカンビアという町で生まれ、2歳の時に熱病にかかり視力と聴力を失う。7歳の時に映画「奇跡の人」のモデルでもあるアン(アニー)・サリヴァンに出会い「言葉」の存在を知り、その後は生来の才能も手伝って学問に猛然と励むようになる。ハーバード大学附属のラッドクリフ女子大学を優秀な成績で卒業し、1968年に亡くなるまで教育家・社会福祉事業家として世界各地で講演を行い、身体障害者の教育や福祉に尽力した。


言葉というものがあるのを初めて悟った日の晩、
ベッドの中で私は嬉しくて嬉しくて、
この時初めて早く明日になればいいと思いました。
私のその時ほどの喜びを経験した子供はほかにいないでしょう。

〔「わたしの生涯」より 〕


障害は不便です。
しかし不幸ではありません。


あなたの顔を日の光に向けていなさい。
そうすれば影を見なくてもすみます。
いつも真理に目を向けていなさい。
そうすれば、あなたの心から不安や心配は消えます。


幸福のドアの一つが閉じられている時、
一方では開かれているドアもあります。
しかし私たちは長いことその閉じられたドアを見つめているため、
開かれたドアに気づかないのです。

When one door of happiness closes, another opens;
but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.


他人のために尽くそうとか、社会に新生命を打ち建てようという、私欲を離れた目的から
永続的な確実な歓喜が生まれる。


人の唇から漏れる微笑みを
自分の幸せと感じられる人間に私はなりたい。


この世で最も素晴らしく最も美しいものは、
目で見ることも手で触れることもできません。
ただ、心で感じられるだけです。

The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched.
They must be felt with the heart.


うつむいてはいけない。
いつも頭を高くあげていなさい。
世の中を真っ正面から見つめなさい。

Never bend your head.
Always hold it high.
Look the world straight in the eye.


私は、自分の障害を神に感謝しています。
私が自分を見出し、生涯の仕事、そして神を見つけることができたのも、
この障害を通してだったからです。


人生は興奮に満ちている仕事です。
もっとも興奮するのは、他人のために生きるときです。

Life is an exciting business and most exciting when it is lived for others.


人間の経験に存する素晴らしい豊かさも、克服すべき限界が何もないのであれば、報いとして得られる喜びの何かしらが失われてしまうでしょう。
辿り着いた山頂での一時も、越え行くべき暗い谷間が一つもないのであれば、半分も素晴らしいと思えないでしょう。

The marvelous richness of human experience would lose something of rewarding joy if there were no limitations to overcome.
The hilltop hour would not be half so wonderful if there were no dark valleys to traverse.

☆ 前段の「if there were no limitations to overcome.」を「もし克服できるものが無制限にあるならば」とする訳をよく見かけますが、これでは意味が逆になってしまいます。
上に示したのは私自身の試訳ですが、このような感じに訳すと、後段の内容にスムーズにつながっていくかと思います。


元気を出しなさい。
今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。


以上

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