T.S.エリオット 名言集
Thomas Stearns Eliot (1888年-1965年) イギリスの詩人、劇作家で文芸批評家である。 代表作には、5部からなる長詩『荒地』、詩劇『寺院の殺人』、詩劇論『詩と劇』などがある。 誕生はアメリカ合衆国のミズーリ州セントルイス。 ハーバード大学を卒業後、ヨーロッパ各地と米国を往復し、研究活動を行う。1927年にイギリスに帰化し、イギリス国教会に入信。第一次世界大戦の不安を有名なフレーズ「四月は残酷きわまる月」で始まる長編詩『荒地』で描きだして1948年度のノーベル文学賞を受賞した。 (「Wikipedia」より引用)
未熟な詩人は模写し、熟達した詩人は盗む。
Immature poets imitate; mature poets steal.
人は探求をやめない。
そして探求の果てに元の場所に戻り、初めてその地を理解する。
We shall not cease from exploration
And the end of all our exploring
Will be to arrive where we started
And know the place for the first time.
詩は、思想をバラの花の香りのごとく感覚させるものである。
インドの哲学者たちの精妙深遠な考え方と比較すれば、
西洋の偉大な哲学者たちは小学生のように見えてくる。
詩とは、思想の情緒的等価物である。
この本はけしからぬと考える読者が1人もいない本だからといって、
それが害毒を流す悪書でないとは限らない。
詩は情緒の解放ではなく、情緒からの逃避である。
個性の表現ではなく、個性からの逃避である。
が、こうしたものから逃れたいとはどういう事か、
それは勿論、個性や情緒を持つている者にしか解りはしない。
伝統を相続することはできない。
それを望むならば、たいへんな労力を払って手に入れなければならない。
始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、
終止符を打つということは、新たな始まりである。
終着点は、出発点である。
What we call the beginning is often the end
And to make an end is to make a beginning.
The end is where we started from.
わたしの人生を私はコーヒー・スプーンで測ってきた。
我々の知るところは余りに多く、確信するところは余りに少ない。
我等の文学は宗教の代用品、我等の宗教もまた然り。
このいやはての集いの場所に
われら ともどもに手さぐりつ
言葉もなくて
この潮満つる渚につどう……
かくて世の終わり来たりぬ
かくて世の終わり来たりぬ
かくて世の終わり来たりぬ
地軸くずれるとどろきもなく ただひそやかに
〔「うつろな人間」より 〕
以上