相田みつを 名言集
相田みつを (1924- 1991) 本名は相田光男。書家であり詩人でもある。栃木県足利市に生まれ、中学校卒業後、歌人・山下陸奥に師事。その後、武井哲応老師(曹洞宗高福寺の禅僧)や岩沢渓石(書家)との出会いを経て、全国各地で展覧会を開催するようになる。著書「にんげんだもの」はミリオンセラーにもなった。主な作品 : 「にんげんだもの」、「じぶんの花を」、「一生感動一生青春」、「生きていてよかった」など。
うつくしいものを
美しいと思える
あなたのこころが
うつくしい
七転八倒
つまづいたり
ころんだり
するほうが
自然なんだな
しあわせは
いつも
じぶんの
こころが
きめる
あたらしい
門出をする
者には新しい
道が開ける
自分の花
名もない草も
実をつける
いのちいっぱいに
自分の花を
咲かせて
べんかい
あのねえ
どんなに上手な
べんかいをしてもね
べんかいは
やっぱり
べんかいなんだよなあ
おなじやるならば
本腰入れて
やってごらん
そのほうが
つかれないで
たのしいから
根さえ
しっかりしていれば
枝葉は
どんなに
ゆれたって
いいじゃないか
風にまかせて
おけばいい
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだ
なあー。
人間はねえ
自分よりも
人のほうが
よくなると
おもしろく
ねんだなあ
人間のわたし
アノネ
がんばんなくても
いいからさ
具体的に
動くことだね
欲ばらない
腹をたてない
ぐちをいわない
せめて正月の三日ぐらいは
おれ できるかなあ
以上