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馬(うま)のことわざ

馬を含むことわざや格言です。


馬には乗ってみよ、人には添うてみよ〔そうてみよ〕


老いたる馬は道を忘れず


老馬道を知る


死馬の骨を買う


将を射んとせば、まず馬を射よ

・ 「将を射んとする者はまず馬を射よ」と同じ。


やせ馬の先走り


馬が盗まれてから馬屋を閉めても遅すぎる

・ 「It is too late to shut the stable door when the horse is stolen.」の和訳。


馬の耳に念仏


馬子にも衣裳〔まごにもいしょう〕

・ 実質の劣るつまらない者であっても、立派な衣裳を着ればよく見えるということ。「馬子にも衣裳、髪かたち」という言い方もある。


猫に念仏、馬に銭

・ 価値が少しも分からず何も感じないことをいう。


馬耳東風


腐り縄に馬つなぐ如し

・ 物事が頼りない状況にあることをたとえた言葉。


駆ける馬にも鞭〔むち〕


走る馬にも鞭〔むち〕

・ 順調に事を進めている者に対して、油断しないようにさらに助言や励ましを与えること。

・ 「走り馬も鞭」と同じ。


盲人瞎馬に騎る〔もうじんかつばにのる〕

・ 非常に危険なことのたとえ。「瞎馬」は片目の馬という意味。


人喰馬にも合口〔ひとくいうまにもあいくち〕

・ 凶暴な性格の者であっても気の合う人はいる、ということ。


牛は牛づれ馬は馬づれ

・ 気持ちや種類が似通ってるもの同士は仲が良くて一緒にいる、ということ。


風する馬牛も及ばず
〔ふうするばぎゅうもおよばず〕

・ 「風する」は「さかりのついた」という意味。牛や馬の雌雄が互いに呼び合っても遠く離れていては相手に及ばないという意味。転じて、全く無関係であること指す。


意馬心猿

・ 人の欲情の抑えにくいことをいう。


書を以って御する〔ぎょする〕者は馬の情を尽さず


千里の馬はあれど一人〔いちにん〕の伯楽〔はくらく〕はなし

・ 「伯楽」とは、馬の良し悪しを識別する名人のことです。


生き馬の目を抜く


馬を水際に連れて行けてもむりに飲ませることはできない

・ 「A man may lead a horse to the water, but he cannot make it drink.」の和訳。


牛を馬に乗り換える

・ 劣ったものから優れたものに替えること。


牛頭を懸けて馬肉を売る

・ 見掛けに内容が伴っていないことをいう。

・ 「羊頭を掲げて狗肉を売る」と同じ。


牛を売って馬を買う

・ 「牛を馬に乗り換える」と同じ。


馬を鹿に通す

・ 権力者などが間違いを正しいとして押し通すこと。

< 似た意味の言葉 >

・ 鹿を指して馬という

・ 鹿を指して馬と為す〔なす〕


荒馬〔あれうま〕のくつわは前から

・ 困難なことには思い切って大胆にぶち当たれ、ということ。


老いては麒麟〔きりん〕も駑馬〔どば〕に劣る

・ 賢者も年をとると凡人に劣るようになる、ということ。「麒麟」とは、一日に千里をも走る名馬のことです。


駑馬十駕〔どばじゅうが〕

・ つまらぬ馬でも10日にわたって車を引き続ければ駿馬にも及ぶという意味。すなわち、能力が劣る者も努力を重ねていけば賢者に比肩することができる、ということ。


天馬〔てんま〕空を行くがごとし

・ 考え方などが途方もなく大きく、また自由であって、想像の及ばないほどであることをたとえた言葉。


人間万事塞翁が馬〔にんげんばんじさいおうがうま〕


人の馬に乗るな


人に人癖、馬に馬癖

・ 人にも馬にもそれぞれ癖がある、ということ。


入夫は一生下馬〔にゅうふはいっしょうげば〕

・ 入り婿は生涯その家では力を持てない、ということ。


以上