鷹(たか)のことわざ
鷹を含むことわざや格言です。
一富士ニ鷹三茄子〔いちふじ にたか さんなすび〕
鷹は賢しけれども烏〔からす〕に笑わるる
・ 賢い者が、かえって愚かな者から馬鹿にされること。
能ある鷹は爪を隠す
・ 「鼠〔ねずみ〕とる猫は爪を隠す」と同じ。
鵜の目鷹の目
鷹は死しても穂を摘まず
・ 有徳の人は、たとえどんなに困窮しても不正の財を受け取るようなことはしない、ということ。
・ 「渇しても盗泉の水を飲まず」と同じ。
千貫〔せんがん〕の鷹も放さねば知れず
・ 優れた才能があっても、実際に試してみないとその技量は分からない、ということ。
鳶〔とび〕が鷹生む (又は、「鳶が鷹を生む」)
鳶もいずまいから鷹に見える
・ 卑しい者であっても、堂々とした威厳ある態度をしていれば高貴な人物に見える、ということ。
逸物〔いちもつ〕の鷹も放さねば捕らず
・ どんなに優れた人物であっても、それ相応の地位や機会を与えてやらねば少しも役に立たない、ということ。
以上